東京の下町浅草で生まれ育ち、2008年から高齢者・障がい者の現場スタッフとしてスタート。

訪問介護、地域包括支援、施設開所事業に関わる中で、生まれつきのハンデキャップを抱えていたり、予期せぬアクシデントにより、突如当事者（いわゆるマイノリティ）となった時から、地域コミュニティから孤立したり、情報弱者となりやすい上に、必要なサポートが受けられなかったり、そもそも提供サービスが存在していない場合も多く、とても生きづらい社会構造であることを実感しました。

2021年3月浅草今戸に開所しました「障がい者施設　浅草みらいど」の開設準備から関わり、”だれでも何度でもチャレンジできる場所”をコンセプトに、それまで周辺地域にはなかった新たなコンセプト（サービス）を取り入れ、地域と自然につながるIRODORICafé（就労継続支援Ｂ型）、医療的ケアが必要な方や重度障がいの方の通所事業（生活介護）、軽度知的障がいの方を対象としたグループホームを運営してきました。

通所事業ではアート創作をはじめとした表現活動を軸にして支援体制を構築し、デザイン性が高い商品開発等を実践してきました。

しかし前提として、福祉事業所の支援者はアート（デザイン）の知識や経験を持っている者は少なく”日常の支援や業務とは別に負担が増える”というネガティブな印象となることも多いです。

そこで、アートデザイン事業全体のブランディングについては、デザイナーやコンサルタントなどを専門とする”中間支援者”のけん引が必要であると感じていたため、行政へ働きかけを続け、福祉事業所と中間支援者の協力を地域全体へ広めてきました。

そして、2024年1月さらに広域にアート表現ができる機会を提供しながら、アーティスト育成プログラム、アートレンタル事業にて社会にゆとりとイロドリを届けていこうと、東京都の下町エリア江東区に「就労継続B型　アトリエにっと」を開所しました。
多種多彩なアートに触れながら、創作意欲を高めたり、自分らしいスピードで社会つながることができる場所を作りたかった。
”アート”言っても、その人らしい生き方を表現することも含めた広いイメージをもってみませんか。アートレンタル事業に関わって、社会にゆとりと安らぎを届けましょう！