第2回目となる モノづくりから学ぶ「フクシとデザイン」。
今回は、ターゲット設定を事例とともに学び合いました。
全国からオンライン、オフライン含め35名を超える方が参加いただき、みなさんの問題意識と解決の糸口を探している人の多さ(まだまだ氷山の一角だろうが)を感じました。
No.2 ターゲット設定
講師紹介
繊維メーカーでのテキスタイルデザインおよびブランドディレクター、デザイン事務所勤務を経て独立。2008年よりグラフィックデザイナーとして障害者アートを使った商品の開発やプロモーションイベント、福祉施設のブランディング、講座運営などに携わる。2015年よりデザインユニットHUMORABOとして活動。
「福祉とあそぶ」をテーマに、福祉と社会のより良い関係づくりを探っている。 現在は静岡と東京の二拠点で生活し、デザイナーと茶農家の二足のわらじで活動中。
【 かかわり一例 】
HUMORABO、NOZOMI PAPER Factory RINNE、Able Art Company、さゝまラボ
今回参加者いただいた方々の参加理由(動機)抜粋
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今後自身で居場所となるブックカフェ作りを目指しており、講座に興味を持ちました。
- 今後の活動の参考に
- 来年度、就労支援事業所の開所を考えているため学びたい
- 今後の活動の参考にしたい
- 福祉に興味を持ち始めて、参加したいと思いました。
- 福祉事業所経営とレザーグッズの企画製造販売をしているのでこれらを繋げたいと思っています。
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デザイナーとして福祉に関わっていきたいため
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福祉事業を始めるので福祉のことを学びたいです。
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福祉施設勤務です。福祉とデザインというテーマは以前から興味があり参加させていただきます
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前回の講座がとても良かったので
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福祉とデザインに関心があるため
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福祉事業所でのものづくりに関わったことがあり、これからも関わっていく可能性があるので、いろんな方法を学びたい。
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相手(ターゲット)あっての商品/サービスだと思うのだけれども、なぜかそこまで詰めずにプログラムがスタートしてしまう業界にいます(大学です)
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テーマに興味があったので
など、さまざま
内容&Photo
「ターゲットを決める」これだけ聞くと、ペルソナを作ればいいのでしょ?と頭ではすぐ出てくる人も多いと思う。
確かにそうだ。ペルソナを作成する。
しかし、ペルソナと一言で言っても、販売する物・こと・体験など、それぞれで意識するペルソナも変わってくる。
我々フクシ職(障がい福祉での販売は特に)でのペルソナを作成するにあたって大切なことは、まず自分たちは「何を売りたいのか?」「何を売っているのか?」である。
何を言ってるのか?? と思われるかもしれないが、福祉施設によっては、作っているもの(例えばパン)そのものを売りたいのか?はたまたそのもの(パン)が出来上がるまでのストーリーを売りたいのか?はたまた体験(パン焼き体験)を売りたいのか、それが定まっていないところが多い。
定めているつもりでも、施設に働く現場の職員、利用している障がいのある方、管理者でずれていることもある。
今回は「ターゲット設定」をするにあたり、上記も踏まえ講師の前川さんが長年関わってきた 社会福祉法人 洗心会 のぞみ福祉作業所 との取り組みを事例にお話しいただきました。
終了後は、感想のシェアをした後、残れる方で懇親会。
施設や現場の課題、悩みなども参加者同士熱く語り合いました。
次回は「商品企画」
障がい者施設での商品開発に関して、ターゲット設定をした後、価格設定、どのような商品を作るか(作れるか)。この施設で作成する意味付け、付加価値の付け方(見つけ方)などを事例と共にお伝えします。
立場、職種、価値観、スキルの持ち主が、同じ課題感を持ち集まり学び交流する事で、参加者同士のつながりも増え、視野の広がり、地域を超えた相談、助け合える仲間と出会いから明日への活力にもしてもらえ、とても有意義な時間を過ごさせていただきました!
今後の2023セミナー&ワークショップ
毎月、それぞれが色々なフィールドで実際に障がい福祉に入り込み活躍している方々をお呼びし、「事例紹介」「座学」のインプットから、「ワークショップ」を通して、ご自身の実りになるよう会を進めてまいります。
* 開催地
TOKYO SOCIAL DESIGN
東京都板橋区板橋3-4-9-1F
* 参加方法
対面: 15名(現地のみワークショップにご参加いただけます)
オンライン参加:100名(基本見学となります)
* 参加者特典
対面、オンライン共に参加いただいた会のゲスト資料、ワークショップ資料、zoomの録画をシェアさせていただきます。
(Googleドライブ経由にて。動画のダウンロードは不可。半年で消去されま。)
参加いただいた方の同職場のみシェア可能です。座学·事例紹介·ワークショップまでとはなりますが、学んだ内容をぜひ職場にて共有し、みなさんの学びとなると幸いです。
*開催日時
6月2日、7月14日、8月4日、9月1日、10月13日、11月10日
(全て金曜日)
18:00〜20:00
*流れ
・スピーカーからの事例紹介、共有(40分)
・スピーカーの話を深掘りしつつの座学(40分)
・ワークショップ(40分)
・質疑応答(現地参加者、オンラインはチャットにて)
→ 時間の関係上、全ての内容にお答えできない場合もありますのであらかじめご了承ください。