一般社団法人FUKU・WARAI(東京都江東区)は、就労継続支援B型事業所「アトリエにっと」のアーティストが制作したアート作品を、東洋冷蔵株式会社本社(東京都江東区)へ納品いたしました。これは、東洋冷蔵株式会社が作成したラッピングトレインのNゲージ展示にふさわしい背景アートとして、江東区にゆかりのある「アトリエにっと」にお声がけいただいたことにより実現したものです。

納品当日は、アトリエにっとのアーティストも本社を訪問し、それぞれの作品に込めた想いを紹介する機会をいただきました。東洋冷蔵株式会社より「Nゲージ展示の背景アートだけでなく、すべての作品を飾らせていただきたい」との温かいお言葉をいただき、最終的に全作品を納品する運びとなりました。
■アーティストの想い
幼い頃から絵を描くことが好きで、「呼吸をするのと同じくらい自然なこと」と語るアーティストは、アトリエにっととの出会いをきっかけに、創作活動を本格的にスタート。水彩画を中心に、柔らかく温かみのある作風で「幸せな子どもたち」を描いてきました。作品の子どもたちにはあえて名前をつけず、「ただ、そこにいる」という存在の素晴らしさを表現。作品を通じて、見る人の心に優しさと温もりを届けたいと願っています。

「静岡と言えば富士山と思い描きました。静岡側と山梨側だと見える形が違うので、間違えないように注意して描きました。」
■今後の展望
今回の取り組みを通じて、多くの方々にアトリエにっとのアートを知っていただく機会となりました。今後もFUKU・WARAIは、アートを通じた社会とのつながりを深め、障がいのあるアーティストの活躍の場を広げる活動を続けてまいります。
